キャンプ場のロケーションのイメージ

第4章:キャンプ場のロケーション

キャンプのロケーションは、過ごしたい自然環境から決めよう

キャンプのロケーションは、どのような要因で選ぶのだろうか? 家からの距離、行く人たちの希望、設備、景観などさまざまな要因があるかと思う。キャンプは基本、外で衣・食・住を楽しむ。きれいな空気の澄んだ自然環境で過ごすことがキャンプの醍醐味。公園などの都市型キャンプでも大きく分ければ自然環境からロケーションを分けることができる。今回は、自然環境で分けた主なロケーションを紹介していく。

キャンプ場のロケーション

川原(河原)のテキスト画像
川原(河原)の画像

川の流れる音が気持ちいい

川原(河原)のロケーションは、キャンプ場の中でも多い方に入り、キャンプ=川と想像するぐらい一般的な場所だ。川の流れるせせらぎを聞きながらの食事や睡眠がとても気持ちいい。清流ならではのきれいな光景や渓流釣り、沢登りなどのアクティビティが豊富なのも河原サイトならでは。以前は、川原の石ころの上にテントを張るので石を利用したロープ固定や寝れるように下地を平らにすることなどと面倒であったが、最近の有料キャンプ場のほとんどは、しっかりと区画が整地されているので問題がないと思う。おすすめは、川の水がきれいな中流域から上流。川原(河原)サイトで注意しなければならないことは、雨やダムの放流等による急な川の増水。川の中州でのキャンプは絶対に避けよう。また、川原サイトは虫が多く、特にアブやブヨなどは水辺に多くいる。服装や虫よけの準備など虫対策は万全に。

神之川キャンプ場の画像01
神之川キャンプ場

・川のせせらぎが心地よい。

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奥飛騨温泉オートキャンプ場

・整地されているキャンプ場が多い。

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青野原オートキャンプ場

・川石でかまどをつくれる所も。

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道志の森キャンプ場

・新緑と川の流れの調和がGood!

林間(森林)の画像
林間(森林)の画像

森林浴とキャンプを楽しもう

林間(森林)のロケーションは、自然を身近に感じることができ森林浴も楽しめる環境だ。朝、木漏れ日を浴び、野鳥の囀りを聞きながら目覚めるのは格別。春には新緑、秋には紅葉、そして夏は、日差しを遮る部分があり夏キャンプでも楽しめる場所だ。回りにある木を有効的に利用すれば、タープ止め、物干し、ランタンがかけられ、さらにはハンモックなども簡単に設置できてしまう環境がある。自然物の工作や自然観察、虫取りやサイクリングなどのアクティビティができる。林間(森林)は、木々が立ち並ぶ森林の中にサイトにあり、自然の地形をそのまま活かしている場合が多くサイトレイアウトを工夫しなけれないけないキャンプ場もある。また、山や林の中では、他のロケーションと比べて虫や動物が多い傾向にあるのでご注意を。また、枯れ木や枯れ葉など燃えやすいものが多いので、焚き火をする場合には十分に気をつけよう。

笛吹小屋
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笛吹小屋キャンプ場

・紅葉を独占できる感覚がいい。

新富士オートキャンプ場の画像05
新富士オートキャンプ場

・林間でもサイトは整地されている。

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大子広域公園オートキャンプ場

・完全整地された高規格キャンプ場。

清和県民の森キャンプ場の画像07
清和県民の森キャンプ場

・林間公園内のキャンプ場は多い。

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海の画像

あこがれの環境なのだが、過酷な環境になる場合もある

のロケーションは、憧れる人が多いかと思う。私も海のキャンプ場に行くことが多い。夏の海水浴をはじめ釣り、磯遊び、シュノケーリングなど海のアクティビティは人を飽きさせない。しかしながら、キャンプ場のロケーションとしては過酷なロケ-ションとも言える。海キャンプは。夏に人気が集中すのだがキャンプライフに適さない季節でもある。夏は、強い日差しを遮るタープなどが必須で、日中のテントは蒸し地獄。海浜でのキャンプは、キャンプ用品が砂だらけになることもある。夜は、寝苦しい夜になることも多くこれらの対策が必須。夏に限らず一番注意したいのが風。悪天候時や強風時は、絶対に避けたいロケーションだ。海の周辺は、強風が吹く場合が多くテントなどが飛ばされる場合もある。海辺サイトには、砂浜や岩場の波打ち際でテントを張れるキャンプ場や海が眺められる高台、防風林を隔て整備されたキャンプ場まで様々なロケーションがある。自分にあったロケーションで海のキャンプを楽しんで欲しい。また、 潮風にあたったキャンプ用品は、錆の原因にもなるので帰宅後はしっかりとしたメンテナンスが必要。

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根本マリンキャンプ場

・憧れの海浜キャンプ場。

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能登島家族旅行村Weランド

・最高の景観の目の前に。

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朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場

・防風林で海が見えない場所もある。

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南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場

・高台からみる海の絶景。

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湖畔の画像

自然を満喫できる落ち着ける場所

湖畔のロケーションは、自然を満喫するにはベストなロケーションなのかも知れない。波や水位の変化がほとんどないので、湖面のそばまでキャンプができる場所も多い。山、森、林などに囲まれた自然優美な湖が多く、目の前が海のように湖面が広がり海キャンプのような景観を望むことができる。湖畔は、比較的フリースペースのキャンプ場が多く、自由に広々とキャンプができる場合が多い。釣り、ボード、カヌーや湖の周りのウォーキング、サイクリングとアクテイビティも豊富。キャンプ場を選べば、湖、山、紅葉が同時に楽しめ美しい景観が目の前に広がるキャンプが楽しめる。海に比べ、混雑も少なくゆったりとしたキャンプが楽しめると思う。季節によっては、風が強いので、テントやタープを設営する際には注意したい。また、水の事故などにも細心の注意を払いたい。無風時の水面は鏡のように美しくその様子を眺めながらのひとときは、キャンパー冥利に尽きる。

田貫湖キャンプ場の画像12
田貫湖キャンプ場

・湖と山の調和が最高。

田貫湖キャンプ場の画像13
田貫湖キャンプ場

・湖畔は、フリーサイトが多い。

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精進湖キャンピングコテージ

・雄大な富士山を目の前に見る。

田貫湖キャンプ場の画像15
田貫湖キャンプ場

・すばらし景観を一人り占め。

草原(高原)テキストの画像
草原(高原)の画像

安心してキャンプができる場所が多い

草原(高原)のロケーションは、比較的安心してキャンプができる場所が多く、初心者から上級者まで全てのキャンパーに人気のロケーション。 特に夏は、標高が高いので夏でも涼しい場所が多く夏の暑い寝苦しい夜も比較的少ない。また、上空を遮るものが少なくきれいな星空を見上げることができる。サイトも開放感があり広々している所が多いが、風対策にも気をつけたいロケーションでもある。逆に夏以外は、朝晩の気温差が激しいので、防寒対策などをしっかり考えておきたい。また、店などが近くにない場合が多く事前準備はしっかりとしておきたい。広いがゆえに、まとまったスペースが取りやすくグループキャンプやキャンプ会など、大人数でキャンプを行う場合に利用されることも多い。気をつけることは、芝生はしっかりと手入れをしないと傷んで枯れてしまうので、地面を掘り返したり、熱いものを直接置いたりするのは避けよう。焚き火時には、焚き火台の使用が必須で、炭や灰が落ちて芝生が焼けてしまわないように配慮したい。

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成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場

・広大な敷地が気持ちいい。

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スプラッシュガーデン秩父

・川近郊の平地も草原?

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成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場

・草原もフリーサイトが多い。

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広い芝生で遊べる

・広大な草原が遊び場に。

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