三菱デリカD:5 マッドフラップの取り付けのイメージ図

第5章:三菱デリカD:5 マッドフラップの取り付け

三菱デリカD:5のマッドフラップは、オフロード感を高めるアイテムのひとつ

マッドフラップを装着している三菱デリカD:5を、よく街で見かけるかと思う。特に赤のマッドフラップは、デリカD5ユーザから好まれ三菱デリカD:5の定番色とも言える。マッドフラップは、「泥除け」パーツ。走行中のタイヤから跳ね上がる水しぶき、泥、砂、小石などから車体を守り、さらにこれらの他車への飛び跳ねを低減する効果がある。どの車にも、純正の泥除けが最初から装着されている。普通の乗り方をしていれば、あえて純正の泥除けを付け替えることはしなくてもいい。しかしながら、純正以外の大き目のマッドフラップは、泥除け効果が高く悪路走行に適している。さらにマッドフラップには、車へのデザイン性が高められると言う魅力がある。三菱D5ユーザの中には、このドレスアップ目的で装着している人が多い。私も「ドレスアップ目的」で装着した。 大き目の純正以外の「泥除け」は、「泥除け効果」は高いのだが高速道路走行時の燃費が悪くなったり、マッドフラップの地上高が下がり縁石や段差に接触しやすくなるというデメリットもある。三菱D5用のマッドフラップは、他車よりも比較的多くのマッドフラップが販売されている。マッドフラップが、三菱D5用ユーザに人気が高いアイテムのひとつであることの証しでもある。マッドフラップは、三菱D5用のオフロード感を高めるためのアイテムとして欲しいひとつだ。今回、三菱デリカD:5用のマッドフラップを購入し、自分で少し手を付け加え愛車の三菱デリカD:5に取り付けてみた。取り付けの方法や取り付けをやってみて気づいた点などを紹介していきたい。

今回購入した三菱デリカD:5用のMKWマッドフラップ(黒)の画像01
今回購入した三菱デリカD:5用のMKWマッドフラップ(黒)
黒のマッドフラップは目立たないが落ち着きがあるの画像04
黒のマッドフラップは目立たないが落ち着きがある
少し手を加えたMKWマッドフラップ(フロント)の画像02
少し手を加えたMKWマッドフラップ(フロント)
少し手を加えたMKWマッドフラップ(リア)の画像03
少し手を加えたMKWマッドフラップ(リア)

純正外の三菱デリカD:5用マッドフラップは、多くて迷ってしまう

三菱デリカD:5用のマッドフラップは、各パーツメーカーから様々なタイプのものが発売されていて迷ってしまう。三菱デリカD:5には、純正オプションでマッドフラップが用意されているのだが、小ぶりで迫力に欠ける。オフロード感を高めるには、大きさのある純正外の三菱デリカD:5用マッドフラップがおすすめ。三菱デリカD:5用ユーザの中には、マッドフラップを自作してしまう人もいる。私は今回、MKWマッドフラップの黒を選んだ。赤のマッドフラップと比較すると目立たないのだが、少しでも他と違うものが欲しく黒を選び自分で少し手を加えて差別化を試みた。

主な三菱デリカD:5用マッドフラップ

三菱デリカD:5用のマッドフラップは、大きく加工なしタイプ加工ありタイプ 純正の3つのタイプがある。ここで言う加工は、穴開けやカットなどの作業が必要になることを指す。三菱デリカD:5用のマッドフラップの中で、インターネットでお手軽に購入できるものは以下の7種類ほど。他にも黒を下地にし4×4文字をオレンジにした限定色が人気の「三菱デリカ専門店 オートフラッグス」の製品などもある。純正外のマッドフラップの価格帯は2万円~3万円台で、自分で取り付けるのが基本。デリカD5のカスタムショップでは取り付けでもらえるが、通常のカーショップでは取り付けをしてくれる店が多くはない。そこで今回は、自分で取り付けてみた。以下に独断と偏見だが、各パーツメーカーから販売されている三菱デリカD:5用マッドフラップを紹介したい。今回私がMKWマッドフラップを選んだ理由は、タイヤ交換時に安く入手できたので価格面と加工無しの手軽さから選んだ。また、以下の商品群の中で「MKW」「ELFORD」「KADDIS」「JEPPESEN」のマッドフラップ本体部分は同じ製品ではないかと思う。どこがオリジナルでどこがOEMを受けているかわからないが、文字部分とハンガーステーデザインのみ相違する商品なのではいないかと思う。

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三菱デリカD:5用マッドフラップの取り付けに挑戦

今回、私が購入した三菱デリカD5専用のMKWマッドフラップの取り付けを紹介したい。正直、難しいのか難しくないのか判断がつかない。一つ言えることは、簡単に取り付けられるものではないと言うことは感じている。これからマッドフラップを自分で取りつけようと思っている人の参考になれば幸いです。おそらくこの取り付け方法は、「MKW」「ELFORD」「KADDIS」「JEPPESEN」のマッドフラップの取り付けにも参考になるかと思う。取り付けには、付属している説明書をよく読んで実施して欲しい。 今回は、オリジナル性を高めるために、マッドフラップの下を挟み込むハンガーステー(下の金具)に黄色の蛍光テープを見せ市販品との差別化に挑戦してみました

三菱デリカD5用MKWマッドフラップの取り付け方

checkアイコンの画像①部品の確認

まず最初にやるべきことは当然なのだが、部品の確認。マッドガード本体などの大型部品は一目でわかるが、ボルトやネジなどの細かなものは、小さな器などに入れて確認し一時保管することをおすすめしたい。小さな器などに入れておくことで、部品の紛失も防げるかと思う。また、事前に必要となるレンジやドライバーなども径を確認し準備しておきたい。蛍光テープは今回、特別に用意したもの。

マッドガード本体の画像05
マッドガード本体
ハンガーステーの画像06
ハンガーステー
ネジ、ワイヤー関連の画像07
ネジ、ワイヤー関連
蛍光テープの画像08
蛍光テープ

checkアイコンの画像②ハンガーステーの取り付け

最初の作業は、マッドガード本体にハンガーステーを取り付ける作業。今回は、ハンガーステーの空いている部分から黄色の蛍光テープが見えるように自作してみた。通常はマッドガードの色がハンガーステーの空部分から見えるが、今回は黄色の蛍光テープが見えるようにしてみた。個人的には、想像以上に良くできたと思う。

鉛筆で穴あき部分をなぞるの画像09
鉛筆で穴あき部分をなぞる
穴部分をふさぐようにシールを貼るの画像10
穴部分をふさぐようにシールを貼る
余計な部分からテープが見えないことを確認の画像11
余計な部分からテープが見えないことを確認
六角レンチ(4mm)でハンガーステーを固定の画像12
六角レンチ(4mm)でハンガーステーを固定
六角レンチとレンチを利用しながらネジを締めるの画像13
六角レンチとレンチを利用しながらネジを締める
表面の仕上がりの画像15
表面の仕上がり
裏面の仕上がりの画像12
裏面の仕上がり
全数に同じ作業をするの画像16
全数に同じ作業をする

checkアイコンの画像ココがポイント! 地上高の決定

これから、マッドガードを車に装着していくのだが、ここで一つ注意しなければならないことがある。それは、マッドガードの地上からの高さ。残念ながら説明書には、この高さが記述されていない。純正は、ほぼ21.5cm前後。近所のコンビニで駐車場の縁石などを調べてみた。コンビニは,10cm~13cm前後。道路の縁石は20cm強。これらを考慮すると18cm~21cm程度にしたい。私の三菱デリカD5は、リフトアップなどはしていない標準高なので18cm~21cm程度の高さを確保するにはマッドガードをかなり曲げなければいけないことが解った。装着後、さまざまな駐車場で試してみたが少し余裕のある19cm~21cmでほぼ大丈夫かと思う。以下に調べた縁石の高さを写真で紹介します。ただ注意しなければいけないのは、人が多く乗車した場合やキャンプ用品などの重い荷物を載せた場合は、この地上高が劇的に下がることを頭に入れなければならない。私の場合は、キャンプ用品を積んで4人家族が乗車したときは、19cmでもコンビニの駐車場縁石にあたるのではと思う

道路の縁石(20cm)は高いの画像19
道路の縁石(20cm)は高い
近所のセブンイレブン(10cm)の画像17
近所のセブンイレブン(10cm)
近所のファミリーマート(13cm)の画像18
近所のファミリーマート(13cm)
近所のローソン(10cm)の画像21
近所のローソン(10cm)
近所のTUTAYA(12cm)の画像08
近所のTUTAYA(12cm)

checkアイコンの画像③フロントマッドガードの取り付け

タイヤを大きく曲げるの画像22
タイヤを大きく曲げる

フロント作業で大事なの事は、最初に作業をしやすくするためにタイヤを大きく曲げておくこと。曲げることによってタイヤハウスの内側と泥除けのビスが良く見え作業がし易くなる。

最初に取り外すグロメットの画像23
最初に取り外すグロメット

はじめに純正の泥除けが装着されている一番上のネジのさらにひとつ上のグロメットを取ることからはじまる。このグロメットは、マイナスドライバーなどで真中のピンを引き出して取るのだが、なかなか取れないもの物もあるので要注意

3カ所のビスを取り外すの画像24
3カ所のビスを取り外す

純正のフロント泥除けは、3つのビスで取り付けられている。これらのビスを、レンチで外していくと簡単に取れる。この純正ビスは、新たなマッドガード装着にも利用するので、ビスの山を壊さないように外したい。

取り外したフロントの純正泥除けの画像25
取り外したフロントの純正泥除け

取り外した泥除けは、しっかり保管しておきたい。車検時に必要となることもあるとか?また、新たなマッドガードが壊れた時にも重宝する。

グロメット部分にスピードナットを取り付けるの画像22
グロメット部分にスピードナットを取り付ける

純正の泥除けを取り外した後、ホイール内側のカバーを少し手前に拡げ最初に外したグロメットの車体部分にスピードナットを取り付ける。取り付け後、ホイールカバーはもとに戻す。

新ビスと純正ビスで取り付けていくの画像27
新ビスと純正ビスで取り付けていく

新しいフロントマッドガード本体を、説明書通りに新ビス×1と純正ビス×3の4つで取り付けていく。ビスは、はじめ仮締めをしその後、内側から外側に向けビスを締めていく

ワイヤー関連部品の用意画像28
ワイヤー関連部品の用意

ここから、難しいワイヤーの取り付けに入る。まずは、ワイヤー、ジョイント金具、オーバルスリーブを用意する。短いワイヤーがフロント用。長いのがリア用ワイヤーになる。

ジョイント金具とワイヤーを一時的に装着するの画像29
ジョイント金具とワイヤーを一時的に装着する

最初に新たなマッドガード本体にワイヤーとジョイント金具を一時的に装着する。この時に、仮のリングをつくりワイヤーを自由にずらすことができる程度にオーバルスリーブを仮締めしておく

純正のグロメットを外すの画像30
純正のグロメットを外す

マッドガード本体を引き上げるワイヤーの車体部分は、タイヤハウスの下裏側の底にある純正グロメット。この純正グロメットは、車体へのワイヤー止めに再利用するため慎重に取り外したい。

ここで地上高を確認しながらワイヤー持ち上げ長さを決めるの画像31
地上高を確認しワイヤーの長さを決める

ここが一番難しい作業。地上高は、さきほど紹介した通り19cm~21cmなので20cmをターゲットとする。ワイヤーを手で持ち上げながらワイヤーの長さを決めていく。この作業が一番難しい。

最終の位置でリングを作りペンチで圧着するの画像32
最終の位置でリングを作りペンチで圧着する

ワイヤーの長さが決まったら7mm程度のワイヤーリングをつくりオーバルスリーブでワイヤーを圧着する。ここで反対のフロントワイヤーも同じ長さで事前に作成していく方が楽。余ったワイヤーは切る。

上部のグロメットにワイヤーを取り付けるの画像33
上部のグロメットにワイヤーを取り付ける

先にワイヤーを接続したマッドガードのジョイント金具からワイヤーを外し、車体側の純正グロメットにワイヤーを装着する。この方が、固いマッドガードを引き上げながらジョイント金具い接続する方が断トツに楽

マッドガードのョイント金具への画像34
マッドガードのョイント金具へ

車体に接続したワイヤーを、マッドガード本体を引き上げながらジョイント金具に接続する。ワイヤーが写真のようにピーンと張る。

ワイヤー接続の完成の画像35
ワイヤー接続の完成

これで、フロントのマッドフラップ装着は終了。ワイヤーが他の部分に当たっていないか、よじれていないかなどの最終確認をする。

反対側も同様に装着しフロント完成の画像36
反対側も同様に装着しフロント完成

反対側も今まで説明してきた過程でマッドフラップを装着すればフロントの装着は終了。

壊してしまったグロメットの画像37
壊してしまったグロメット

余談なのだが、グロメットは取り外しやすいものと外しにくいものがある。外しにくいものを無理やりマイナスドライバなどでこじ上げると、写真のようにグロメットを壊してしまう。グロメットは、いくつか余るので流用できるのだがご注意を・・・。

checkアイコンの画像④リアマッドガードの取り付け

フロントが終了したら次にリアの装着をはじめる。申し分けないですがリアの取り外し写真を、撮影するのを忘れてしまいました。リアの作業の特徴は、はじめ5カ所で装着されていたリアの泥除けを特殊な金具(専用ステー)を1カ所取り付け3カ所で装着すること

リヤのビスの場所の画像38
リヤのビスの場所

フロントと同様、泥除けを取り付けられているビスとグロメットを外していく。フロントよりも奥側にビスなどがあり作業がしにくいのだが、ジャッキで揚げなくても作業はできる。

リヤのビスの位置の画像39
リヤのビスの位置

リアの泥除けは、5ヶ所で取り付けられている。タッピングビス3つと2つのグロメットからなる。フロントと相違する点は、奥にもビスがあり車体の底にもビスがあること。

3カ所のビス位置の画像40
3カ所のビス位置

リア作業の特徴は、はじめは5カ所で装着されていた泥除けなのだが、新たなマッドガード本体は、特殊な金具「専用ステー」を1カ所取り付け3カ所で装着することになる。

専用ステーを付属ビスで取り付けるの画像41
専用ステーを付属ビスで取り付ける

写真ではわかりにくいがリアの泥除けを取り外した後にする作業は、特殊な金具「専用ステー」を内側の1カ所に取り付ける作業。説明書を読みながら方向などを間違えないように。

リヤのビスの場所の画像42
リヤのビスの場所

専用ステー取り付け後に、新たなマッドガード本体を取り付ける。専用ステーのビスが締めにくいが締めてしまえば、残りの二つのビスは簡単に締められる。

新たなリヤのマッドフラップを取り付けたの画像43
新たなリヤのマッドフラップを取り付けた

写真が、新たなリヤのマッドフラップを取り付けた状態。この長さの方がカッコイイと思うのだが、やはりワイヤーで持ち上げる必要がある。

ジョイント金具とワイヤーを一時的に装着するの画像48
ジョイント金具とワイヤーを一時的に装着する

フロントと同様に、新たなマッドガード本体にワイヤーとジョイント金具を一時的に装着し仮リングをつくりワイヤーをオーバルスリーブで仮締めしておく

ワイヤーを取り付ける純正グロメットの位置の画像45
ワイヤーを取り付ける純正グロメットの位置

マッドガード本体を引き上げるワイヤーの車体部分は、リアバンバー側の底にある純正グロメット。この純正グロメットも、再利用するので慎重に取り外したい。

純正グロメットを取り外すの画像46
純正グロメットを取り外す

リアの純正グロメットは、比較的取りやすかった。

ワイヤーを持ち上げ長さを決めるの画像47
ワイヤーを持ち上げ長さを決める

フロント程でもないのだが、ここがやはり難しい作業。地上高は、フロントより高めが理想なのだが20cmをターゲットとした。ワイヤーを手で持ち上げながらワイヤーの長さを決めていく。

最終の位置でリングを作りペンチで圧着するの画像53
最終の位置でリングを作りペンチで圧着する

ワイヤーの長さが決まったら7mm程度のワイヤーリングをつくりオーバルスリーブでワイヤーを圧着する。ここで反対のフロントワイヤーも同じ長さで事前に作成していく方が楽。余ったワイヤーも切る。

マッドガード板を持ち上げ純正グロメットへの画像49
マッドガード本体を持ち上げ純正グロメットへ

フロントと違いリア側は、ワイヤーも長く作業空間もあることから、マッドガード本体を持ち上げながら純正グロメットでワイヤーを固定でき車体に取り付けられる。

リアの取り付け終了の画像50
リアの取り付け終了

これで、リアのマッドフラップ装着も完了。ワイヤーが他の部分に当たっていないか、よじれていないかなどの最終確認をする。

反対側も同様に取り付けるの画像51
反対側も同様に取り付ける

反対側も今まで説明してきた過程でマッドフラップを装着すれば、リアの装着は終了。

リフトアップしていないのでだいぶ持ち上げる形にの画像52
標準高の場合は、だいぶ持ち上げる形に

私のようにリフトアップしていない車は、かなりマッドフラップが持ち上げられた状態になる。リアは、駐車場の縁石に近づく機会が多く地上高は重要なポイント

リアも完成。なかなかのできか?の画像54
リアも完成。なかなかのできか?

想像していた通り、黄色の蛍光テープがいい感じをだし個性がでたと思う。マッドガード本体が持ち上げられすぎの感があるが標準高ではやむおえない。

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