第3章:愛車の三菱デリカD:5のホイール&タイヤ交換
三菱デリカD:5でのタイヤ&ホイールを変更する際の検討項目
三菱デリカD:5のタイヤとホイールのドレスアップをするには、他の車と違い迷うのではないだろうか? 一般的には、純正よりも少し太いタイヤを履いてインチアップした好みのアルミホイールでドレスアップする人が多い。しかし、三菱デリカD:5では、4WDらしを出すがために一般的には選択されないインチダウンパターンが選択の中に入る。また、より太いタイヤを履かせワイルドに見せるためのリフトアップも検討の一つに入る。三菱デリカD:5は、同じボディサイズに二つの純正タイヤサイズモデルがある。当然、細かな点でチューニングが違うのだが、18インチ7.0J(225/55R18)と16インチ6.5JJ(215/70R16)のモデルがあり2インチダウンも可能となる。インチダウンすると、タイヤが占める面積が大きくなり一般的には外観が悪くなるのだが、タイヤパターンが大きいオフロードタイヤなどでインチダウンすると、三菱デリカD:5はより力強い4WD車らしく見えるのがすごい。三菱デリカD:5のタイヤとホイールのドレスアップパターンはインターネットなどで参考となる多くのパターンがみつかる。それだけ、ドレスアップする三菱デリカD:5ユーザが多いことの証になっている。本頁は、三菱デリカD:5のタイヤとホイールのドレスアップをする際に検討する項目を紹介し、最後に私が選んだ三菱デリカD:5のタイヤとホイールのドレスアップを紹介する。
アルミホイール径の選択
まず最初に検討する項目が、このアルミホイール径。アルミホイール径を決めることがほぼタイヤとホイールのドレスアップを決めることになる。アルミホイール径の選択は、「純正サイズ」で行くか、「インチアップ」でいくか、「インチダウン」で行くかを決める。アルミホイール径については、第2章で紹介している。 |
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ホイールのインセット値(オフセット)の確認
ホイールのインセット(オフセット)値が変わると、車に対するタイヤの取り付け位置が変わってしまい走行性能にも違いが出てくる。特に注意したいのが、タイヤが車のフェンダーから飛び出してしまったり、タイヤが車側に当たってしまうなどタイヤがしっかりと基準内で収まるかを、ショップの人などに相談する必要がある。三菱デリカD:5の純正インセットは、+38㎜。あまりにもプラスインセットの大きいホイールにすると、フェンダー内側に干渉する可能性が高まり、逆にマイナスインセットが大きいホイールにするとフェンダーに接触したり、車体からはみ出てしまう。道路交通法違反とならないよう、インナー側とアウター側のバランスをよく考え最適なインセットのアルミホイールを選びたい。 |
ホイールデザインの決定前ページの第2章でも紹介しているが、現在では、多種多様なアルミホイールが販売されている。どのデザインにするかは、人それぞれだと思う。メーカは、材質や重さなどの機能面を全面に打ち出してくるが、日常走る上ではそれらの機能はあまり大きく感じられないのが実情。結局は、見た目のカッコよさなのではないだろうか? カッコよさ感覚も人それぞれ違うので予算と好みで決めていけばよいと思う。但し個人的には、もうひとつ「掃除のしやすさ」を考慮してほしい。メシュータイプのアルミホイールは、見た目がカッコ良いものが多いのだが、カッコ良いメシュホイールほど、掃除が非常にしにくい。アルミホイールは、ブレーキパットの擦り塵などがつきすぐに汚れる。ちなみに、三菱デリカD:5ユーザからは、見た目がシンプルなディッシュタイプのアルミホイールに人気がある。 |
スピードメータの誤差の確認車のスピードメーターは、タイヤの回転数をもとに走行している速度を算出する。タイヤの外径が変わるとスピードメーターが示す速度と実際の速度に差異が生まれる。スピードメーターの速度と実際の速度が大きく異なると、車検を通らなくなる。スピードメーター検査での誤差の許容範囲は、プラス6%程度、マイナス22.5%の範囲内となっている。スピードメーターが40km/hの時点で、実速度が30.9km/h、42.55km/hの範囲内に収まっていること。三菱デリカD:5タイヤサイズ表が掲載されているSpec Tankさんのサイトなどを参考に、ドレスアップしたいホイールとタイヤでのスピードメータの誤差を調べておくことは大事。 |
タイヤの種類を選ぶタイヤは多くの種類があり正直、いろいろありすぎてわからないのが実体かと思う。タイヤの選択は、販売実績や見た目、そしてブランドで選択する人が多い。タイヤには、大きく「夏タイヤ」と「冬タイヤ」。雪道やアイスバーンに適応したスタッドレスタイヤなどを「冬タイヤ」と言う。最近では、夏タイヤと冬タイヤの性能を両立させた全天候型タイヤ「オールシーズンタイヤ」がある。三菱デリカD:5は、純正でグットイヤーの「オールシーズンタイヤ」が備わっている。個人的見解だが、スキーなどに行くときの冬タイヤ性能を「オールシーズンタイヤ」が持ち備えているかと言うとそれは違う。スキーなどに行く雪上走行が多い人や雪国の人は当然「冬タイヤ」が必須であることは言うまでもない。三菱デリカD:5のタイヤを検討する上では、「夏タイヤ」にはSUV用や4WD用タイヤがあり三菱デリカD:5ユーザではこの4WD用タイヤを選んでいる人は多く見かける。4WD用タイヤは大きく三つに分けられる。オンロードとオフロードの性能バランスを取り、どんな路面でも走れるようにした「オールテレーンタイヤ(AT)」、泥や砂地などオフロードを得意とする「マッドテレーンタイヤ(MT)」、そして舗装路の高速性能を重視した「ハイウェイテレーンタイヤ(HT)」の三つ。「スポーツテレーンタイヤ(ST)」と呼ばれるものもあるがほぼHTだと思う。オフロード用に強いタイヤは、タイヤパターンが大きく見た目もワイルドになるのだが反面、走行時の音がうるさく高速走行を得意としない。SUV用と言われているものタイヤは、ほぼ「ハイウェイテレーンタイヤ(HT)」に近い。 |
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三菱デリカD:5 18"オールシーズンタイヤ |
夏タイヤ 4WD用タイヤのオールテレーンタイヤ(AT) |
冬タイヤ SUV用スタッドレスタイヤ |
タイヤ幅を選択する
タイヤの幅は、145㎜~285mmまで5mm単位刻みでラインナップされている。三菱デリカD:5の純正幅は、18インチタイヤが225㎜、16インチタイヤが215㎜。一般的には、太いタイヤの方が見た目に迫力があり運動性能の向上も得られる。タイヤの幅を太くする場合は、ホイール径のインチアップも同時に行う。但し、純正のタイヤ外径に近似したタイヤ外径を選択すること。三菱デリカD:5の場合は、16インチへのインチダウンが多く純正サイズにもあるように16インチへインチダウンした場合は、215㎜が基準となる。よりワイルドに見せたいのならば225㎜~235㎜の範囲での検討が妥当な範囲。240mm以上となるとオーバーフェンダーや足回りを交換するリフトアップの検討も必要になる。タイヤサイズを調べるにはタイヤサイズ.NETの普通乗用車のタイヤサイズ変更早見表がわかりやすい |
ロードインデックス(LI)の確認ロードインデックスは、タイヤが支えられる荷重を表す数値。インチアップした場合は特に、ロードインデックスが小さくなりがちなので注意が必要。ロードインデックスが下がるとバーストなど事故に繋がる可能性が高まる。ロードインデックスは、空気圧を上げることである程度補うことができる。純正タイヤのロードインデックスを下回るタイヤを装着することはできないので、ロードインデックス(LI)も確認しておきたい。ロードインデックスの負荷能力対応は複雑で早見表などで確認するとよいと思う。私の三菱デリカD:5は、G パワーパッケージなのでロードインデックスは、97Hで240kphなので、タイヤの負荷能力は730kg。ロードインデックス(LI)表は、三菱デリカD:5が純正で採用しているグッドイヤーのロードインデックス(LI)表を参照ください。 |
ナット、ハブリング、増し締めの確認アルミホイールのナットは、様々な種類がありメーカーによっても形が変わる。最近では、盗難防止用のロックナットも販売されている。アルミホイール購入時に無償でついている感覚にとらわれるが、純正のボルトを使えるホイールは少ない。交換時には、ナットの購入もわすれずに。形状が異なるナットを使用すると当然、走行中に緩み外れる恐れがある。ナット以外にもアルミホイール装着時に必要な部品がある。車とホイールの表面の突出量を調整する部品の「スペーサー」と車とホイールの取り付け径を適合させてステアリングの振れを防ぐ「ハブリング」。ハブリング付スペーサーもある。これらもショップの人に良く相談した方が良い。私は、ショップの人に推奨されてこのハブリングを付けている。ナットとハブリングで1万円前後するので予算の中に組み込んでおきたい。また、ショップの人が言ってくれればいいのだが、タイヤ・ホイールの装着後は取り付けナットが緩む場合があるので、約100㎞走行後、ショップなどに「増し締め」をしてもらってください。 |
私が選んだホイール&タイヤのドレスアップは・・・16インチへのインチダウン!
上記の検討項目を吟味し、様々な三菱デリカD:5のホイール&タイヤのドレスアップを参考とさせてもらい最終的には、 16インチへのインチダウンを選んだ。三菱デリカD:5のタイヤとホイールのドレスアップで16インチへのインチダウンを選ぶ人は多い。一番の理由は、4WDらしを出すがためのインチダウン。ホワイトレターのタイヤも欲しかった。結局は、機能と言うよりも見た目重視の展開ととなった。タイヤの溝も少し大きいいオフロード用の「オールテレーンタイヤ(AT)」にしたので、純正よりもより力強い4WD車らしく見えるようになった。インチダウンしたので乗りごごちは良くなったが、若干ふわふわ感はある。激しいコーナリングをしなければ、18インチとほぼ機能面の差異は感じずまったく問題ないと感じている。確かに18インチの方が、走行性能は良く感じる。機能面よりも見た目のカッコよさを一番の切り札にしたタイヤとホイールのドレスアップだが満足している。 |
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D5純正18インチ&アルミホイール |
夏タイヤ |
スタッドレスタイヤ |
三菱デリカD:5にホワイレトレターを履かせたかった!夏タイヤをどうするか?三菱デリカD:5は、純正で18インチのオールシーズンタイヤとホイールが装備されている。機能面では、純正の18インチでまったく問題なかったのだが、より4WD車らしくし見えるホワイトレターのタイヤが欲しかった。新たに18インチホイールやタイヤを購入するのは、予算的にも厳しい。迷い抜いた末今回は、純正の18インチタイヤとホイールを取り外し16インチへのインチダウンをすることに決めた。三菱デリカD:5のタイヤとホイールのドレスアップでポピュラーなスタイルだ。夏タイヤとして今回購入したのが、2016年に発売されたブリジストンタイヤの「BRIDGESTONE DUELER A/T 001(225/70R16)」、ホイールは、冬に購入した株式会社エム エル ジェイ (M.L.J. Inc.)の「XTREME-J XJ03( 16X7.0J 5/114.3)」を活用した。夏タイヤは、悪路走行は少ないのだが、タイヤの山の形が少し大きい4WDのオールテレーンタイヤ(AT)にし、さらに見た目にこだわりホワイトレタータイヤを選択。このような三菱デリカD:5のインチダウンをするユーザは、BFグッドリッチの「マッドテレーンタイヤ(MT)」(235/70R16)に人気がある。個人的には、オフロード走行もほとんどしないので、走行時の音と乗りごごちで今回は、オールテレーンタイヤ(AT)にし、タイヤ外径とスピードメータへの影響が少ない純正と同じ225㎜のタイヤ幅を選んだ。 |
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三菱デリカD:5にスタッドレスタイヤは必要でしょう!三菱デリカD:5が納車されたのが2018年9月、3ヶ月後には冬がやってくる。三菱デリカD:5を購入する人は、三菱デリカD:5の悪路を走破できる4WDワンボックス車であることから購入に至った人は多いと思う。悪路の意味は、道なき道を行く悪路と言うより、一般的には冬の雪道の走破性に期待していると思う。そんな三菱デリカD:5ならば、スタッドレタイヤを履くのは必然的な流れだと思う。私もこれに漏れず、雪道の安全な走破性に期待していた。当然、スタッドレスタイヤを履くことを予定していた。2017年度は、各タイヤメーカーから新しいスタッドレスタイヤが販売された年でもある。いろいろ悩んだのだが、今回は、2016年に販売されたヨコハマイタイヤの「YOKOHAM iceGUARD SUV G075(225/70R16)」を選んだ。機能面で調べていくとどれが良いのかわからなくなってしまうので価格とブランドで決めた。ホイールは、2014年に販売された株式会社エム エル ジェイ (M.L.J. Inc.)の「XTREME-J XJ03( 16X7.0J 5/114.3)」を選択し16インチへインチダウンした。タイヤもホイールも発売されてから数年経っている旧モデルなのだが、いまだに販売されていて三菱デリカD:5ユーザからは比較的人気がある組み合わせだ。 |
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